ネイリストってどんな職業?働き方からお仕事内容まで詳しくご紹介!
ネイリストってどんな職業?
ネイリストとは「爪を美しくすることを職業にする爪の専門家」のことです。
爪を美しくと言えば、ジェルやポリッシュで色を塗ったり、お花などの模様を描いたり、ラメやストーンといった飾りを施す「ネイルアート」ばかりがクローズアップされます。ですが実際のお仕事は、爪をケアして丈夫にしたり、折れたり薄くなってしまった爪をリペア(修理)するといったような仕事が重要になります。つまりは「美しいネイルアートが似合うように手や爪をキレイにする専門家」がネイリストです。
ネイルサロンで経験を積んだあとは、独立して自分のお店を持ったり、自宅サロンを開いて子育てと両立したり、自分に合った働き方を探しやすい職種といえるでしょう。ここでは、ネイリストの働き方(活躍の場)や実際のお仕事内容までを詳しくご紹介していきます。
ネイリストの働き方・活躍の場
ネイリストとして働く場所といえば「ネイルサロン」が代表的ですが、それ以外にもネイリストが活躍できる場所はたくさんあります。ここではネイルサロン勤務とそれ以外の働き方についてお伝えします。
◆ネイルサロン
ネイルの施術をメインに行うサロン。個人経営~系列店を多く持つ大手のサロンまであり、店舗によって施術メニュー、お客様の層、雇用形態なども様々です。
◆ヘアサロン、ブライダルサロン
美容室や挙式をメインに行うホテルなどで、ネイルをサービスの一環として取り入れているサロン。店舗によってはネイル以外の業務も任される場合があるので確認が必要です。
◆プライベート(ホーム)サロン、ネイルサロン開業
自宅やマンションの一室を借りたり、店舗契約をして本格的に開業したりと形態は様々です。施術メニューや勤務時間など全て自身で決定でき、売り上げによってはサロン勤務より収入を得られる可能性があります。
◆出張ネイリスト
最低限の初期費用で独立できるのが「出張ネイリスト」という働き方です。個人のお客様宅へ出向いて行う「個人宅訪問型」と、美容室やシェアサロンの一部を、日数や短時間単位で借りて行う「店舗提携型」があります。いずれも、ご自身で道具を持参する必要はありますが、ご自分のスケジュールで働くことができる注目の働き方です。
◆オーダーチップ販売
ネット時代ならではのお仕事。お仕事柄、普段ネイルをできない方がお客様です。高値で販売しているサイトもあり、休日にまとめて作成もできるため、子育て中のママさんや別にお仕事をお持ちの方には、最適な副業といえるでしょう。
◆ネイルスクール講師
ネイルスクールやセミナー等での講師業務。JNA認定講師を取得しないと就職は難しくなります。※勤務先によっては例外もあります。
ネイルサロンでの実際の業務
お客様に対するお仕事を大まかに解説すると、
◆カウンセリングを行います
お客様の爪の状態を確認し、ご要望やイメージなどをお聞きしたうえで、お客様にマッチする施術内容をご提案します。
◆爪のお手入れをします
ファイルなどで爪の長さや形を整え、キューティクル(甘皮)周りのお手入れを行います。この段階で、爪が痛んでいる方にはリペア(修復)を、長さが欲しい方にはアクリルやジェルでイクステンション(人工爪)を施します。
◆カラーやアートを施します
土台の手指・爪が整ったところで、最後にカラーやアートを施します。お客様のイメージに適したデザインをご提案することもプロとして必要。ネイルはファッションの一部ですので、トレンドや新しい技術の勉強は、ネイリストにとって不可欠です。
お客様へ施術すること以外にも様々な業務があります
器具の消毒/サロン内清掃/予約表の作成/カルテの記入/電話応対/レジ管理/売上の計算/サンプルの作成/商品販売や品出し/フライヤー配布/備品発注/新人スタッフのアシストや技術指導など。
ネイリストの勤務時間
ネイルサロンの営業時間は様々です。地域によってピーク時間や開閉店時間も変わってきますが、勤務時間はシフト制(開店準備を担当する早番、閉店準備を担当する遅番)になっている店舗が大多数です。施術時間は2時間程度/1名、施術人数は1~4名程度/1日が目安です。
ネイリストのスキルアップ
ネイリストに限らず、どのようなお仕事でも上達のためには練習が必要です。特にネイルの世界は流行に敏感。トレンドデザインや新しい技術の勉強は、ネイリストにとって不可欠です。
◆サロンの研修制度を活用
技術研修制度を設けているサロンにお勤めの場合は、積極的に活用しましょう。
◆ネイルショップのセミナーを活用
ネイルショップでは、新しい技術や流行のデザインセミナーが頻繁に行われていますので、時々ホームページをチェックして情報を入手してください。
◆ネイルスクールのセミナーを活用
ネイルスクールでも色々な講習が用意されています。いちど母校に問い合わせてみるのもいいでしょう。
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