出張ネイリストってどんな仕事?働き方やメリット・デメリットをご紹介!
「ネイルサロンで働きたい!」「将来は自分のお店を持ちたい!」「講師になってネイルスクールで教えたい!」このように、さまざまな形態で働けるのもネイリストというお仕事の大きな魅力のひとつです。雇用形態も「正社員」から、日数の少ない「アルバイト」、美容室など店舗の一部を借りて売り上げの何パーセントかを収める「業務委託」まで、多種多様な働き方が存在します。今回はそんな中から、お客様宅やイベント会場に自ら出向いて施術をする「出張ネイリスト」という働き方についてご紹介していきます。
出張ネイリストとは?
「ネイリストになって、将来自分のお店が持ちたい!」
現在ネイルサロンでお勤めの方や、これからネイリストになろうという方の中には、そんな夢をもちながら頑張っておられる方が多いのではないでしょうか。とはいえ「自宅にサロンスペースがない」「自宅に他人を招くのには抵抗がある」「他の場所を借りられるだけの資金がない」と言う方も少なくないはずです。
そんな方にオススメするのが「出張ネイリスト」という選択肢です。前述のように、出張ネイリストとは、店舗や自宅など特定の場所ではなく、直接お客様宅やシェアサロン、イベント会場などに出向いてネイルを施すネイリストのこと。では、まずその種類についてご紹介しましょう。
出張ネイリストの働く場所
出張ネイリストの働く場所は、大きく分けて3つあります。
1.個人宅へ訪問
お客様のご自宅に伺います。交通費や場所代は発生しませんが、ネイル用品を全て持参する必要があり、車の移動以外は少々苦労するかもしれません。
2.シェアサロン・レンタルスペース
美容院やエステサロン、カフェなどと提携し店舗に出向きます。ネイリストに限らず、最近では、美容師やエステティシャンなど美容関連の方でも増えてきている働き方です。独立はしたいけど、費用面のリスクを抑えて始めたいという方に利用者が多く、時間単位で借りられたり、設備や材料が揃っていたりする場合もあり、非常に使い勝手が良いのが特徴です。
3.イベントブース
企業のイベントなどでブースを構え、ネイルサービスを提供します。
このように、店舗を持たずにネイルサービスを行う方法はたくさんありますが、出張ネイルで最も一般的なものは、最初に挙げた「個人宅へ訪問」という形です。
出張ネイリスト(個人宅訪問型)の場合
◆どうやってお客様をつくるのか?
店舗を持たない出張ネイリストは、自らの存在を積極的にアピールしていく必要があります。現在は、ホームページやブログ、ツイッター、インスタグラムなど、個人が自分のことを簡単に発信できる便利なツールがたくさんありますので大いに活用しましょう。
その場合、お客様は他人を自宅に迎え入れるのですから、「どんな人がどんな風に施術するのか」が伝わる内容にすることが最も大切です。
◆どんな方がお客様になるのか?
出張ネイリストを利用される方はどんな方なのでしょうか。それは「ネイルサロンに行くことができない理由がある方」です。具体的には、育児や介護で家から出にくい、ネイルサロンの雰囲気が苦手、近くにいいサロンがない、サロン行くのが面倒などです。
ネイルサロンに来られる不特定多数のお客様よりも、ターゲット(お客様が求めているもの)が比較的明確ですので、アピールするポイントが絞りやすい点があげられます。
出張ネイリストのメリット・デメリット
◆出張ネイリストのメリット
・初期費用が最も安い
これは出張ネイリストの一番大きなメリットです。家賃や光熱費がかからないので、リスクが少なく、まとまった資金がなくても始めることができます。
・自分のペースで働くことができる
こちらは個人サロンとも通じる部分ですが、自分のペースで仕事を入れることができます。副業で出張ネイルを行うのも難しくありません。
◆出張ネイリストのデメリット
出張ネイリストには、当然デメリットもあります。
・収入が不安定
固定給のあるネイルサロンとは違い、収入を安定させることは非常に難しいです。しかし、こちらも自宅サロンや個人サロンの方々にも通じる部分ですので、ある意味条件は同じともいえるでしょう。
・体力と効率性が必要
移動が多い個人宅訪問型の出張ネイリストは、まさに体力勝負です。また、お客様のご自宅ですので、多少無理のある姿勢で施術しなければならない場合もしばしばです。
また、例えば同じ日に離れた場所で仕事が入れば、移動時間も長くなり一日にこなす件数も限られてきます。効率的に稼ぐためには、仕事のスケジュール管理能力も必要と言えるでしょう。
出張ネイリストに向いている人
出張ネイリストは、ネイルサロン勤務のような安定収入を得るのは難しい働き方ですが、ネイルサロンでは埋められない需要もあり、出張ネイリストにしかない魅力もたくさんあります。
家事や子育てがあるためフルタイムで働くことができない方や、今の仕事を続けながら空いた時間にネイルに携わる「副業」として始めたい方なら、是非とも「出張ネイリスト」にチャレンジしてみてください。また、ネイルサロンで働いている間に固定のお客様がついていれば、「出張ネイリスト」としてシェアサロンなどを利用ながら安定したスタートを切ることができるでしょう。