40代からネイリストは目指せる?世代ごとの働き方や成功の秘訣を解説!
ネイルスクールにご見学に来られた方から「この年齢からでも始められますか?」「ネイリストに年齢制限はありますか?」といったご質問を受けることがよくあります。果たして、実際に40代50代からでもプロのネイリストを目指すことは可能なのでしょうか?そんな疑問にお答えします!
ネイルスクールの入学条件は?
ネイルスクールは「スクール」と名がついていますが、文科省が定める「学校」ではありません。ですので、入学の条件としては「義務教育修了者以上(つまり中学卒業者以上)」としているネイルスクールがほとんどです。その他「女性の方のみ入学可能」「20歳以上」「社会人経験〇年以上」のような制限を定めているネイルスクールも稀にあります。
スクール生の年代と入学の目的
前述のように、ネイルスクールは基本的にどなたでも入校することができます。ネイルを全く知らない方でも問題はありません。では、実際にネイルスクールに通われている方の傾向を年代別にまとめてみましょう。
◆10代
幼い頃からネイルサロンやネイリストという職業を身近に接してきた世代です。スクールメインで通学される方が多く、できるだけ早く資格を取得してサロンに就職したい方が大半です。
◆20~30代
別のお仕事をされながら、子育てしながら、仕事と子育てを両立しながらなど、さまざま入り混じった年代です。手に職を付けて転職・開業したいと考えて入学される方が多く目的はさまざま。お仕事のお休みや家事の合間を利用して通学されています。
◆40代以上
子育てに余裕ができ、ある程度自分の時間が取れるようになった方が通われています。お客様としてネイルサロンを利用しているうちに、ネイリストの仕事に興味を持った方が多く「趣味と実益を兼ねて」という目的で始められます。就職希望というより、自宅やマンションの一室を借りてサロンを開業されたい方が多い年代です。
40代からの転身!成功の秘訣は?
◆40代からの就職事情
「資格はとったものの、年齢がネックで…。」よく耳にするお話です。40代からのネイルサロンへの就職は、ネイルスクールを卒業したばかりの未経験者となると、10代20代の若い世代に比べて確かにハードルは高くなります。しかし諦めることはありません。
ネイルサロンを利用するお客様は若い方だけではなく、お客様の年齢層が比較的高いネイルサロンの場合などは、むしろ落ち着きのある方を積極的に採用する傾向にあるからです。
そこで、ご本人のやる気と「若い世代に負けないスキル(技術力)」をアピールした結果、サロン就職に成功し、プロのネイリストとしてバリバリ働いている方も大勢いらっしゃいます。
◆成功の秘訣は「差別化」
世の中には「リピートのお客様で2か月先まで予約が取れない」そんなネイルサロンもあるなか、残念ながら消えていくサロンも山ほどあるのが現実です。
では、流行るサロンとそうでないサロンの違いは何でしょうか?ズバリ!流行るサロンには「そこに行く理由がある!」ということです。その理由こそが、ネイリストの「スキル(技術力)」なのです。
お客様は、資格があるからと言ってリピーターになってはくれません。実際に資格がなくても流行っているネイルサロンはたくさんあります。開業するならデザイン力や時短技術など、他店(人)との「差別化」につながるスキルをしっかり身に付けることが最も大切です。
◆上達には練習時間の確保
40代くらいの方なら、子育て、お仕事、習い事など、かなり忙しい毎日を過ごされていらっしゃる方もおられることでしょう。そんな中でも、若年代に負けないだけのレベルを目指す(スキルを身に付ける)のなら、相応の練習が必要になってきます。ネイルスクールに通う時間だけでなく、練習にあてる時間の確保も大切ということを知っておいてください。
習ったことの練習なくして上達はありません。スクールによっては、自主的に練習ができるよう教室を開放しているところもあります。ご自宅での練習だと、細かい道具やネイル用品のニオイが気になるという方は、このような制度があるネイルスクールを選ぶと良いでしょう。
まとめ
ジェルネイルの登場と昨今のSNSの流行によって、就職にせよ開業にせよ、資格を重視する時代は終わりつつあります。
40歳を過ぎていることを短所と思わず、しっかり技術を身に付けた「魅力的なネイリストです!」と堂々とアピールしていただきたいものです。